猫の谷のミネとルツ

ネコとウサギとこまったちゃんの穏やかな日々

真夜中の踏切台

ある晩、夜中にふと目覚めたら、膝の内側の皮膚に鋭い痛みがあった。

その痛みと、夜型生活の浪人生の物音で目が覚めたのだと思う。

まだ夜中の三時で、もうろうとするほど眠かったので、そのまま強引に眠りに戻ったが、意識が溶けていくまでの数秒間で、私は確信した。

 

二匹で追いかけっこをして走り回った時に、私が寝ている和室にも飛び込んできて、私の上を飛び越え、飛び越えついでにジャンプ台のように強く蹴って、その反動でまた走り回ったのだ。

大股を開いた寝相の悪い私の膝の横が、猫の踏切地点になってしまったのが、この痛みの理由なのだと。

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確信しながら、今度はしっかりと秋用の薄がけをかけて寝直した。

猫との生活では、和室での大股開きの熟睡は、危険なことがある…ということを学んだ。