遊ぼうよ~2
我が家に慣れて、だんだん行動が大胆になっていくミネットちゃん。
ダイニングテーブルやキッチンカウンターに乗ったり、私の吊してある衣類にじゃれたり。しかし、一番の被害者は、うーさん。
ケージを乗り越え、中に入り込んだり、出てきたうーさんに抱きついたり、じゃれようとしたり。
残念なことに、このネザーランドドワーフは3歳の雄で、人間でいったら35歳くらい。もう遊ぶような仕草はみせないし、子育ての経験もない。静かにぼーっとしているか、キャベツとパパイヤの葉を食べるのが好き。なぜられて喜んだり、足の周りを八の字を書くように走り回ってはしゃぐことはあるけど、猫と遊ぶなんてことは、彼のウサ生にはない。
意外なことに、ウサギはキャパが狭く、
動きの遅い生き物であることが明らかにされてしまった。
ミネット裏側歩き
『世界猫歩き』の舞台がアムステルダムとあっては、見ないわけにはいかない!
と言うのも、昨年の夏はアムステルダムとアントワーペンに旅行したからだった。噂に違わぬその街は、アジア贔屓の私ですらうっとりとした。
伝統ある町並みの美しさとおしゃれな感じが、現代の生活にマッチしていて、便利さもあるし、人はおしゃれでかっこよくて親切だし、夏は涼しいし…
日本の都市の町並みの味気なさと統一感のなさは、美的感覚も親切心もなく、夏はただ蒸し暑くて息苦しいだけだ…と、日本にうぬぼれていた気持ちがあっけなく吹き飛んだ。
私がテレビを見ながら思い出に浸っている間に、ミネちゃんはテレビの裏側にお友だちがいるかもしれないと思ったらしく、ほこりだらけの裏側に入っていって不思議そうにしていた。
我が家の新しい家族
おひげのお兄さんの二回目の受験の日々だが、思うところあってネコを飼うことになった。保健所的なところにも行こうかと考えたが、キャットネット鎌倉を友人に紹介してもらって、そこに問い合わせたら、話がとんとんと進んでいった。
キャットネット鎌倉は、地域の野良猫の保護のために活動しているNPO法人。
ウイルス検査やワクチン接種をしてからの譲渡、不妊手術など、すごく猫のことを考えている姿勢が伝わってきた。実際にお会いしてお話をお聞きすると、私たちまで動物に対する姿勢がしゃんとする。かわいいかわいいだけじゃなくて、命を預かることの重みを感じさせられた。
ヒトが昼間いなくなっても寂しくないように、二匹申し込んでいた。
この日、妹猫が下痢をしていて、もう少し体調が整うまで預かりたいとおっしゃるのでお願いして、今日の我が家へのご光臨は、兄貴分の背白の茶。
ひげ兄にミネットと名付けられた。フランス語で子猫ちゃんという意味なのだそうだ。